心にひびく朗読のつどい
2012年10月07日
兵庫県伊丹市で、朗読の発表を行なって来ました。
場所は今年7月に新しくなった、伊丹市立図書館”ことば蔵”です。
ホールではないので、会場の設定から、いすを並べ、舞台装置をつくり、すべてをしなくてはならず、
開場までに疲れました。
でも開演後は、しっかり気を引き締めて・・・
図書館の館長様のご挨拶を戴きました。
いよいよ本番開始です。
☆あなたの花は何色ですか
南吉のふるさと岩滑(やなべ)を歩きました。
名古屋からことこと1時間半、半田口は畠の中の無人駅でした。
切符を持ったまま外に出て、記念館やゆかりの地を訪ねました。
記念館は、ごんぎつねの住んでいた森のすぐ近くです。なだらかな丘を生かした建物が、
あたりの風景ととけあっていました。そこここで椿の垣根がくっきりしていました。
青空を背景に、つやつやの葉っぱと濃いピンク色が鮮やかでした。
南吉は早くになくなりました。けれども詩の花々はここに咲きつづけています。
明るい花。 さびしい花。かなしい花。
あなたの花の色は何色ですか。
南吉が咲かせた花を、心の泉にうかべたらどんないろになるでしょう。
ナレーションに始まって幕が開きました。
第1部は新美南吉の世界です。
①てぶくろをかいに
②ごんぎつね
③心にしみた詩から
休憩の後第2部は滋賀のむかしばなし
①あばさんと子ぎつね
②だいじなりん
③星
④田村山
⑤まんまる月夜の竹生島
最後に先生の朗読で締めくくり。
この発表会に伴奏をして下さったお琴の先生
お天気にも恵まれご来場戴いたお客様、図書館の皆様方が喜んでお帰り戴いたようで
何よりも嬉しいことです。
色々ありましたが、終わってお食事が美味しく頂け、お酒が美味しく頂けたのが何よりです。
皆様お疲れ様でした。